介護支援専門員の具体的な業務(施設編)

介護保険施設とは

今回は、介護支援専門員(ケアマネジャー)の配置が必置となっている介護保険施設における業務内容を紹介する。まず介護保険施設の主な施設は、介護老人福祉施設、介護老人保健施設、介護療養型医療施設、介護医療院がある。

 

介護老人福祉施設

特別養護老人ホームは、65歳以上の人で、身体上や精神上著しい障害があり常に介護が必要で、自宅での介護が困難な方が対象となる。要介護度では、原則「要介護度3以上」の方が対象となる。

 

ただし、やむを得ない事情がる場合は、要介護度1や要介護度2の方でも入所できる。なお、やむを得ない事情とは、一人暮らしで認知症を発症し常に見守りが必要な方や家族からの虐待を受けている場合などである。

 

特養に入所すると、食事や、入浴、排せつ、機能訓練、健康管理などのサービスが受けられる。

 

※1日当たりの施設サービス費(1割負担)の目安

要介護3 697円(従来型個室) 697円(多床室) 778円(ユニット型個室・ユニット型個室的多床室)

要介護4 765円(従来型個室) 765円(多床室) 846円(ユニット型個室・ユニット型個室的多床室)

要介護5 832円(従来型個室) 832円(多床室) 913円(ユニット型個室・ユニット型個室的多床室)

△2020年1月時点、地域や施設により負担金額は変わってくる。

 

介護老人保健施設

介護老人保健施設は、要介護1以上の方が対象で、病院で治療を終えて病状が安定した方をリハビリに重点を置いて機能訓練などを行う。

 

要介護者に対し、介護支援専門員(ケアマネジャー)が作成する施設サービス計画に基づいて、看護や医学的管理の下に介護と機能訓練、その他日常生活を行う上で必要な介助を行う施設である。

 

※1日当たりの施設サービス費(1割負担)の目安

要介護1 701円(従来型個室) 775円(多床室) 781円(ユニット型個室・ユニット型個室的多床室)

要介護2 746円(従来型個室) 823円(多床室) 826円(ユニット型個室・ユニット型個室的多床室)

要介護3 808円(従来型個室) 884円(多床室) 888円(ユニット型個室・ユニット型個室的多床室)

要介護4 860円(従来型個室) 935円(多床室) 941円(ユニット型個室・ユニット型個室的多床室)

要介護5 911円(従来型個室) 989円(多床室) 993円(ユニット型個室・ユニット型個室的多床室)

△2020年1月時点、地域や施設により負担金額は変わってくる。

 

 

介護療養型医療施設

介護療養型医療施設は、長期療養を必要とする重度の要介護者や寝たきりの方を、医学的管理の下で介護を行う施設である。また、介護士や看護師も常駐しているので重度の介護者でも安心して施設入所ができる。

なお、状態が改善した場合は、退所する必要があるので長期にわたり住み続けることが出来ない可能性がある。

 

 

介護医療院

介護医療院は、平成30年4月の制度改正により創設された。長期的な医療と介護のニーズを併せ持つ高齢者を対象とし、「日常的な医学管理」や「看取りやターミナルケア」等の医療機能と「生活施設」としての機能を兼ね備えた施設と厚生労働省は説明している。

 

先に説明した、介護療養型医療施設は平成30年4月より介護医療院に順次転換されていくものである。

 

施設の介護支援専門員(ケアマネジャー)の業務

 

施設の介護支援専門員(ケアマネジャー)は、通称「施設ケアマネ」と呼ばれ勤務先は上記で紹介した介護保険施設になる。

 

施設ケアマネの業務とは

介護保険施設に入居者ごとに施設サービス計画(施設ケアプラン)を作成することである。施設サービス計画(施設ケアプラン)の作成手順は、本人・家族の意向を中心に、健康状態や生活上の課題を踏まえて、介護・看護・機能訓練・口腔機能改善・栄養などの個別援助計画を組み立てる。

また、施設サービス計画は、入居前の面談で本人や家族と話をして、暫定プランを立てることからスタートする。

 

このように介護支援専門員は、居宅業務や施設業務と多岐にわたる業務に専門性を持って日々対応している。

 

本年も、介護支援専門員実務研修受講試験も10月11日(日)に全国統一で行われるが、介護支援専門員(ケアマネジャー)を理解し多くの方が挑戦してほしい。なお、下記のサイトは、ケアマネジャーについて詳しく紹介していあるので参考にされたし。

 ☞ケアマネジャーを目指しているあなたへ!

 

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